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【珠玉の島酒・泡盛が飲める店】お薦めしたいが秘密にもしたい、そんな素敵な泡盛bar「琉球ノ酒器ト泡盛 オニノウデ」

お酒の美味しいお店お酒を愛する人

何度通っても進化し続け新たな発見を楽しめる

お薦めしたいが秘密にもしたい

そんな素敵な泡盛barを本日はご紹介しよう

琉球ノ酒器ト泡盛 オニノウデ

場所:沖縄県那覇市壺屋1-7-13
営業時間:18:00~24:00
定休日:水曜日
予約先:090-3797-0577

場所は、やちむん(沖縄の方言で焼き物のこと)で有名な那覇市壺屋のやちむん通りにあり、オニノウデと書かれたのぼりが目印だ。

弥勒(みるく)様が描かれた青い暖簾をくぐると、なんとまぁ圧巻!

朱色に塗られた壁面と泡盛の陳列に目と心を奪われ、思わず「おぉ~!」と無意識に声がでるだろう。

泡盛が創り出すアート作品、美術館・博物館を訪れているみたいな店内だ。 

そこへ、ベレー帽に黒縁丸眼鏡、店のオリジナルTシャツを着た佐久川画伯ならぬ店主佐久川さんが満面な笑顔で迎えてくれる。

「壁面の色鮮やかな朱色は、習字に使用する赤い墨汁を泡盛で伸ばして塗っています。泡盛は飲むだけじゃなく料理や薬として、日常の筆使いにも使用されていたのですよ」と昔話をさらりと語ってくれました。ある意味、泡盛で出来た店なのだ。(笑)

オニノウデ!?

店主佐久川さんの一番のお気に入り酒器は、店名にもなっている「オニノウデ(鬼の腕 ウニヌティ)」(上記写真)

泡盛の徳利のことで、佐久川さん曰く「時には、航海中海賊に襲われないように両手に徳利を持ち大男のようにみせてみたり、時には、茶人が花を生けることに使ったり、枕にしてみたり、時には、身の危険を守るために底を叩き破り武器にしたりと、使い方しだいでいろいろなものに変化するオニノウデはとても魅力的」なので、この店名しか思いつかなかったそうです。

店内は、壁面の中心にオニノウデが飾られ、カウンターを見事陣取っているのもオニノウデなのだ。

「壁面にあるミドリサンゴ(ミルクブッシュ)を生けているオニノウデは、向かいの駐車場を工事している時に、地中に埋まっていた物をいただいた運命的なオニノウデなんです」と話す佐久川さん。

それ以外にもあらゆる酒器が店内を埋め尽くす。これだけの酒器を目の当たりにすると、一体どれだけ保有しているのか聞きたくなりますよね。

Q.佐久川さん酒器はどれくらいあるのでしょう?

「ちゃんと数えたことはなくて、酒器は家にもあり、店にあるものと入替たり、買い足しもしているから500は超すと思う」と話していました。

Q.一番古いものは何でしょう?と更に質問をしてみた。

「600年以上前とも云われているシャム南蛮甕と400年前の喜納焼の甕があります」

なんとまぁ

数の多さにビックリするが、年代物がゴロゴロと置かれている店で、飲食が出来る「オニノウデ」はテンション上げ上げになると同時に、誇らしげな気分にもさせてくれます。

カウンター席に腰掛けていると目の当たりにするのが、有名な陶工者たちの酒器が自然に置かれていることだ。その酒器たちで泡盛を嗜むことが出来るのはこの店の醍醐味だろう。

伝説の陶芸家 国吉清尚氏作品のカラカラとチブグヮで、本場泡盛の「春雨」を嗜む。

酒器好き、泡盛好きにはたまらない贅沢!至福の時間を過ごせる店なのだ。

ならばお値段が高いのでは?敷居が高いのでは?と思いきや、そんなことはありません。

希少な泡盛が100円から飲めるのです!!!

泡盛の種類は400以上の品揃えで、酒器と共にどんどん増えているそう。

飲んでみたいが高すぎて買えない、そんなに飲みきれないから買わない、

などの理由で諦めている方、気負うことなくオニノウデで頂けちゃいますよ!!!

世界一の暖ボール!

では早速、暖ボールで乾杯しましょう。

〔用意するもの〕
暖流(6:3の割合)

炭酸水
酒器(グラス、コップなど)
マドラー

〔作り方〕
酒器に氷と暖流を入れ、空気を含ませるようにマドラーをシャカシャカとリズムよく前後に振る。すると香りが立ってくるので、そこで冷えた炭酸を入れて出来上がりです。

はい、乾杯!(かりーさびら!)

器も暖流も冷え冷えで、香りが本当に立っていて、口に含むと暖流が香り良く口中に広がりシュワシュワと弾ける。うーん、間違いなく世界一の暖ボールだ!

店主の佐久川さんも暖流を普段良く飲むんだそう。だからこそ、極めた世界一の味がだせるのだ。是非、皆さんも作ってみてください。

私もチャレンジしますが、佐久川さんの味がだせないのです。笑涙

料理の旨さの秘訣は!?

店主の佐久川さんは、その上、料理も絶品なのだ。

料理にたいして心がけていることは「県産の自然食品をつかうこと」

大人から子供まで食べている美味しい沖縄料理の隠し味は、なんと『泡盛』なのだそう。

泡盛は飲むだけじゃなく料理にも使うことを、県内のみならず県外の沖縄飲食店の方々に知っていただきたい。泡盛は飲まなくても料理で使えば消費も増えますから!と笑いながらも料理の秘訣を教えて頂きました。

本日頂いたのはご覧の通り

美と健康をイメージし、どの泡盛にも合うよう料理しているそうです。

花ニラの豆腐ちゃんぷるー

花ニラの豆腐ちゃんぷるー

豆腐は糸満の豆腐、花ニラはやんばるから仕入れました。

絶妙な塩加減、お豆腐は柔らかく花ニラがクセなく旨い。箸が進みます。

佐久川さんが泡盛の全酒造所に自社の泡盛に合う肴は何ですか?とリサーチしたら、ベスト3には必ず入っていたのが島豆腐だったそうです。

アジケーの肝ポン酢

アジケー(シャコ貝)の肝ポン酢

やんばるから仕入れました。
食べ方を色々実験したら、シンプルイズベストでした。

プリプリとした珍味。
食べたことない一品、酒が進みます。

ニガナと胡麻葉ピーナッツ和え

ニガナと胡麻葉ピーナッツ和え

苦菜は普通、白和えにしますが泡盛と楽しむなら、島豆腐の上にのせた方が相性良かった。

ピーナッツの濃厚な甘さを、
お豆腐がさっぱりさせてくれます。

シブイのオクラソース

シブイのオクラソース

これは飲みながらこんなのが食べたいと思って出来上った逸品です。                                          めっちゃ旨い!是非、お店で食べてみて!

月桃泡盛蒸し鶏

月桃泡盛蒸し鶏

泡盛で蒸すと甘さや風味が増すヘルシー料理

柔らかくて、ほんのり甘くて美味しい。
いろんなアレンジが出来そうです。

絶妙な味付けと塩加減、沖縄の食材にこだわり、沖縄料理を極め、創作料理も楽しむ腕前。 料理好きな母から美味しい沖縄野菜の見分け方と料理を教わり、泡盛好きな父からは泡盛を受け継ぎ、両親に愛されて育ってきたのが伝わる温厚さ、それと独創的な感性を併せ持つお方なのだ。

酒器で味わいが変わる?!摩訶不思議な体験!

酒器は、細長い部分や角で飲んでみると、甘さを感じる。逆に平たい部分で飲んでみると苦さを感じやすい。不思議なことに形・大きさ・種類(木、上焼、荒焼、陶器、錫、貝、ガラスなど)で味わいが変わることを実体験でもって教えてくれます。

居酒屋とか泡盛を飲んでみて、ちょっと苦手だなと思う方は、まずロックを作って醤油皿に少し移して味わってみてください。同じ酒なのになぜか旨く感じるはず。

これは、裏技です!と笑顔で語る。酒器を極めたからこそ語れるのだ。(探求心に感無量)

味蕾を理解し、泡盛が空気に触れると酸化が進み美味しくなる原理を「オニノウデ」で実体験してみませんか?

最後に佐久川さんが描く将来像!

こうしたらどうなるかな?と常に探求心を持ち続け、遊び心も忘れない店主の佐久川さん。

「沖縄の子供たちが成人を迎えた瞬間に、僕も私も泡盛を飲みたい!楽しみたい!と思ってくれるよう、泡盛の楽しみ方を探せるお店に育てていきたい」と素敵な夢を語る。

一度訪れると泡盛の虜になり、二度訪れると佐久川ワールドに引き込まれ、何度通っても新たな発見や学びが生まれ、進化し続ける「オニノウデ」。

泡盛愛好家だけでなく、県外や海外からも注目を浴び、来沖すると出向く店として選ばれ続ける。お勧めしたいが秘密にもしたい、そんなステキな泡盛barなのだ。

Photographs & Text by 浦添 さとみ(Satomi Urasoe)