泡盛・島酒と巡る八重山みやげ① 〜与那国島の祖納から〜
泡盛酒造所巡り立寄りスポット
『島酒と巡る八重山みやげ』は、島酒に添えたいおみやげと共に、八重山の泡盛が購入できるお店を紹介していくシリーズです。
第一回目は、筆者の故郷でもある与那国島の祖納(そない)地区よりレポートいたします。
与那国島と祖納地区について
与那国島は沖縄本島から南西へ約509kmの場所にある日本最西端の島です。
約127kmの距離にある石垣島よりも、お隣の国である台湾の方が約111kmと近く、稀に台湾の山脈を肉眼で確認することもできます。
与那国は大きく3つのエリアに分かれていますが、その中でも最も人口が多いエリアが祖納(そない)地区です。
島の北部に位置する祖納には、町役場や診療所、郵便局など、島民の生活に欠かせない施設が集まっています。飲食店や民宿も多いため、与那国を初めて訪れる方は祖納での宿泊がおすすめです。
それでは、与那国島の中心地区-祖納より、島酒と素敵なおみやげに出会えるお店を紹介していきます。
崎原商店
鮮やかな青が目を引く「崎原商店」は、大正時代から長らく島民に愛されてきた老舗。
呉服屋として創業したのち、現在は食品や生活用品だけでなく、島での冠婚葬祭に必要な物品までをも取り揃えており、与那国島の中では最も大きな商店です。

崎原商店
住所: 沖縄県八重山郡与那国町与那国203
電話: 0980-87-2113
営業時間: 7:00〜20:00 (日曜日は18:00まで)
年中無休
店内に入ると、まず目に入るのがお惣菜やお弁当のコーナー。

地元の手作り食品が並ぶこの棚は、お昼過ぎになればスッカラカンになってしまうことも少なくないため、なるべく早い時間にチェックしたいところです。

食欲をそそるお惣菜の中から、今回は油みそを購入しました。 島酒のアテとして、野菜スティックにこちらの油みそを付けて食べるのが良さそうです。
お惣菜コーナーを右手に左奥の方へ進むと、与那国の島酒が並ぶ酒類のコーナーがあります。


こちらでは、国泉泡盛合名会社の「どなん」、および崎元酒造所の「与那国」と、にごり泡盛の「海波」を購入することができます。 島民の日常生活に寄り添う崎原商店らしく、25度や30度といった普段飲みに適した度数の泡盛を大小様々取り扱っています。

酒類販売棚の上段には、「与那国 飲み比べセット」が。
30度・43度・60度(花酒)の「与那国」の小瓶が詰まったこちらのセットは、旅行者だけでなく贈り物として島んちゅからも人気があるため、見つけた時は即購入がおすすめです。
「ちょっとだけ花酒を試してみたい」という人にも、100 mlの小瓶はちょうど良いサイズですね。
かく言う筆者も久々に花酒の味を楽しみたくなり、こちらの飲み比べセットを自分へのおみやげとして購入しました。

酒類コーナーの向かいには与那国のご当地ものを使用した食品が並びます。
とりわけ崎原商店は島唐辛子の取り揃えが豊富。いずれも与那国のメーカーの島唐辛子ですので、複数購入し、味の違いを比べてみるのも楽しいですね。

島唐辛子(または、ねり唐辛子)の原材料は島唐辛子・泡盛・塩のみ。
沖縄料理だけでなく、多くのアジア料理と相性抜群なため、おみやげにはもってこいの一品です。

与那国島の新鮮なお刺身に島唐辛子を合わせて、油みそ付きの野菜スティックと交互に食べながら、お昼から島酒の飲み比べ……なんて素敵な休日を過ごしたいところです。

生活雑貨の店 ふく
崎原商店から徒歩1分の場所にある「生活雑貨の店 ふく」(以下、「ふく」)は、介護用品を主に取り扱うお店として約20年ほど前に創業されました。 創業当初から島民のニーズに合わせた柔軟な商品展開を行っており、現在では化粧品や文房具、おみやげ品なども販売しています。

生活雑貨の店 ふく
住所: 沖縄県八重山郡与那国町与那国59-3
電話: 0980-84-8756
営業時間: 8:00〜21:00
年中無休(臨時休業あり)
今回は店内の撮影が叶いませんでしたが、明るくスッキリとした雰囲気で、初めての来店でもお目当ての品を探しやすいよう商品が陳列されています。
店内に入ってすぐ正面に、与那国産の黒糖をはじめとするご当地ものを置いた棚があり、その裏側に回ると酒類販売コーナーがあります。 「ふく」では、おみやげに適した360mlから720mlサイズのボトルを中心に取り扱っていますが、特筆すべきは取り揃えている島酒の種類とパッケージの豊富さです。
「どなん」は25度のマイルドタイプから60度の花酒まで幅広い度数の泡盛が置いてあり、通常の透明ボトル以外にも、グリーンボトルやクバ巻き*などを選んで購入することができます。
*クバ巻きとは、干したビロウヤシ(与那国の方言でクバ)で泡盛を包んだ特別なボトル。
与那国の伝統技法を用いた工芸品のような佇まいが特徴。
「与那国」も30・43・60度のプレーンボトルやクバ巻きが揃っているほか、与那国島伝統の織物である花織で花酒を包んだ「花織酒」も購入することができます。
今回は、与那国らしさ・飲みやすさ・持ち帰りやすさを重視して、どなんのクバ巻き30度の360mlを選択しました。
360mlボトルは自分用としてだけでなく、泡盛に慣れていない方へのおみやげにも最適なサイズです。

お会計をしようとレジの前に立つと、レジ横の棚に与那国の織物を使用した可愛らしい雑貨が並んでいました。
その中でも、一際キュートなくまさんのストラップが。

お守りくまおくんは、手織・草木染め・与那国花織を使用した小物を展開する「雑貨さくら」の人気商品。
色柄も表情もくまさんによって異なるので、よくよく見比べてあなたの運命のくまさんをお持ち帰りしてあげましょう。
どなんのクバ巻きにお守りくまおくんを添えて、友人の誕生日や試験の合格祝いにプレゼントするのも素敵ですね。

まとめ
今回は、与那国島の祖内集落で島酒を購入できる売店と、島酒に添えたいおみやげを紹介しました。
いずれのお店も、祖納唯一のビーチであるナンタ浜から徒歩3分以内の距離にあるので、ビーチへの散歩がてら店内を覗いてみてくださいね。
撮影協力:宿 SAKURA HOUSE
https://sakura-yonaguni.com/inn/
Photographs & Text by 糸数 かれん(Karen Itokazu)