沖縄でも宮古島だけ!? 「ミルク」×「泡盛」の意外な組み合わせとは
お酒と文化泡盛
泡盛は度数だけを見ると強めのお酒に見えますが、味わいながら飲むもの。
特に古酒はちぶぐゎーと呼ばれる小さな酒器でストレートを少しずつ嗜むという楽しみ方もあります。
そんな泡盛を、最近ではカクテル風にアレンジする商品も増えてきましたが、宮古島では水や炭酸で割る以外にも変わった飲み方がされています。
それはなんと「ミルク」割り。
ミルクのお酒といえば”カルアミルク”などありますが、宮古島で飲まれているミルク割りも同じく甘ーいお酒。
泡盛なのにミルク?甘い?と混乱した方もいると思うのでその正体についてご紹介します。
甘党には大人気「ミルク割り」

初めて飲んだ方は「これって泡盛入ってるの?」と不思議に思うほど、甘〜いその味に魅了されてしまいます。
これは宮古島の一部で親しまれている飲み方で、泡盛を「ワシミルク」と「水」で割ったものです。
発祥は宮古島と橋で繋がっている池間島で、大人数で集まる際はワシミルクを1缶(約400g)まるごと使い、水で濃度をうまいこと調整して大量に作ることもあるそうです。
「ワシミルク??」
と頭にハテナマークが浮かんだ方が多いと思いますので、説明します。
ワシミルクとは、ネスレが販売しているコンデンスミルクのことで、大きなワシの絵が描かれていることから、沖縄ではみてそのままの「ワシミルク」と呼ばれているのです。

幼少期の頃、風邪をひいて寒気がある時にはワシミルクをお湯で溶いて飲んでいました。懐かしの味です。
もはやコーヒーな「コーヒー割り」

ミルク割りと双璧をなすのが「コーヒー割り」です。こちらは近年かなり有名になり、コンビニでもご当地商品として並ぶ程です。
調べたところ、久米仙酒造が2008年に「若者に受け入れられる”飲みやすい泡盛製品」を目指して開発、販売したのが始まりだそうです。
使うコーヒーはブラックを使うのが一般的です。お気に入りのコーヒーで割るのも良し、缶コーヒーでチャチャッと作るのも良し。ぜひ試してみてください。
とはいえアルコール度数は高いので要注意
どちらも県外の友人に飲んでもらったことがありますが、かなり好評でした。ミルク割りに炭酸水を足して爽やかにしたり、コーヒー割りは通常のコーヒーを飲むように調整できたりと、自由度の高い点も気に入ってくれました。
ただ、その飲みやすさとは裏腹に度数は高め。
沖縄ファミリーマートに並んでいる泡盛コーヒーでも12度とされていますし、ミルク割りも同じような度数になります。アルコールの強さをあまり感じさせない飲み味で、ついごくごくと飲んでしまいますが、気を抜いているとどんどん酔いが進んでしまうので、その点だけはご注意を。
泡盛の可能性は無限に広がっているので、色々な割り方に挑戦してみてください!
Photographs & Text by 佐和田はるか(Haruka Sawada)