泡盛が最大7割引!毎月2日限定のセール 津波古酒造の「太平感謝祭」とは
泡盛酒造所
那覇市与儀にある津波古(つはこ)酒造では毎月2日間限定で、新酒及び古酒を定価の3〜7割引の価格で販売する「太平感謝祭」というセールが行われます。
いつもの泡盛を安く買うもよし、試飲しながら好きな泡盛を見つけるもよし、そんなお得で楽しい感謝祭に伺ってみました。
120年以上の歴史を持つ酒造所

津波古酒造が創業したのは1898年(明治31年)。
創業時は那覇軍港である那覇市垣花にありましたが、現在は那覇市与儀のトックリキワタの並木道から少し奥に入った静かな住宅街の一角にあります。

120年以上の長い歴史のある酒造所では伝統の製造方法で杜氏の五感を駆使した泡盛造りをされています。
自然が生みす味わいを追求し「万人受けする酒より個性的な酒」「飲みやすい酒より旨い酒」にこだわっているそう。
毎月行われる「太平感謝祭」

津波古酒造では毎月第4金曜日と土曜日に「太平感謝祭」が開催されています。
新酒や古酒が定価の3〜7割引で買えるとあって、その2日間は朝から多くの泡盛ファンや地域の人で賑わいます。

新酒、古酒がいつもより安く買えるチャンス。

太平感謝祭でのみ購入できるお酒もあります。

こちらの方は毎日愛飲する「太平」が安く買えるとあって5本購入されていました。

泡盛だけでなく酒器やお皿など沖縄の陶器(やちむん)も購入できます。
原酒太平

太平感謝祭で一番の人気は「原酒太平」という銘柄。
「太平」は元号が大正から昭和に変わる前年の1925年発売された津波古酒造の代表銘柄ですが、蒸留後に一滴の水も加えず瓶詰めしたのが原酒太平です。

ラベルをよく見ると銘柄表記の他に、ナンバー(015)と、%表も記載されています。
原酒太平は割り水をしないということの他に、抽出時間の妙を味わえる珍しいお酒。
通常は蒸留によってできた泡盛をひとつのタンクに貯蔵するところを、あえて5つのタンクにわけて貯蔵することで、最初は度数の高いサラサラの泡盛が、徐々にオイリーで穀物や油の香りが増してくるという”抽出経過時間による個性”を残しています。
そして瓶詰めの際にアルコール度数が44度なるように5つのタンクから分量を調整したものが表にあるタンクのブレンド割合。タンクの度数は蒸留の度に変わるので、ブレンド割合も常に変わります。
ナンバーはブレンド割合毎の原酒太平が出来た順で、2021年6月現在で41番まであるそうです。

同じ作り方でも、割合によって味や香りが変わるので説明文も違います。
ブレンドによる味の違いを堪能し、自分好みの味を探してみるのがおすすめです。

感謝祭では試飲用のお酒も用意されています。
泡盛のことを愛してやまないということが伝わる説明文を読んでから試飲すると、なんだか通になったような気になるので不思議です。

けれどもとても残念なことに、この説明文を書き、津波古酒造の酒造りの根幹を担っていた工場長兼杜氏の大城篤光氏が2021年の1月に急逝されました。泡盛のことを愛し、情熱を捧げ続けた大城氏の後見がすぐに見つかるわけもなく、現在泡盛作りはストップされているそうです。
ただ津波古酒造のサイトにはこうあります「原酒太平はどのような古酒に熟成されるのか楽しみな逸品です」と。
大城氏が最後に造った泡盛もいつかは古酒になり、100年を超える古酒になる日が来るかもしれません。そう思うと、泡盛は時間を包括するすごいお酒だなと改めて思うのです。
2021年の太平感謝祭スケジュール
7月22日、23日、24日
8月27日、28日
9月23日、24日、25日、26日
10月22日、23日
11月23日、26日、27日
12月24日、25日、26日
日程は変更されることがあるので、お電話にてお確かめください。

試飲も飲酒運転になりますのでご注意ください。
津波古酒造は国際通りから1.5キロぐらいなので、少し頑張れば歩いて行けますし、タクシーに乗ればすぐに着く距離です。

津波古酒造さんの蔵元でしか購入できない泡盛は、特別にこちらでもご購入いただけます。
仕次された限定の古酒など、特別な泡盛をぜひご確認ください。
津波古酒造
住所:沖縄県那覇市与儀2丁目8-53
電話:098-832-3696
Webサイト:https://tsuhakosyuzou.com/
Photo&text:桃原美緒