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【お勧め泡盛・島酒】バーテンダーズチョイス ~久米島35度~

泡盛

一口に泡盛と言っても、地域ごとの特性があり、特に離島の酒造所については個性的な泡盛を製造していることで知られる。沖縄本島の東に位置し、飛行機で1時間ほどの所に浮かぶ久米島。実に風光明媚なこの島でももちろん泡盛造りは盛んだ。泡盛メーカー売り上げナンバー1の不動の帝王、久米島の久米仙酒造は誰もが知るメーカーである。 

しかしながら、泡盛ファンは知っている。この島にもう一つ、魂を揺さぶるほどの旨い泡盛を造る酒造所を。それが今回のシリーズで特集する「米島酒造」だ。 

米島酒造 久米島35度720ml 

今回は泡盛ファンを魅了するその個性的で魅力あふれるラインナップをご紹介していきたい。 

ストレート

泡盛 米島酒造 久米島

香り

グラスに注ぐそばから見事な古酒香が辺りに立ち込める。はやる気持ちを抑え、うやうやしく鼻に近づけるとより一層その香りは自己主張を強める。相当な古酒が入っているオーラがありありである。開いてくるとさらに顕著に熟成を感じることが出来る。  

チョコレートやナッツの様な香りが本当にリッチで、いくらでもアロマで遊ぶことが出来る。 

落ち着いた「大人」の風格である。口に含んでも、チャラチャラとすぐに自己主張を始めない。相手と馴染んでからはじめて本音を語りかけてくるのである。 味わいは濃厚で重厚。35度という度数ではあるが40度クラスに匹敵する力強さを持っている。舌の隅々で味わい尽くしたい逸品である。 

水割り

これ程の古酒を水割りで飲むというのは少々贅沢が過ぎるというものであるが、この飲み方もまた旨いのである。立ち上がる古酒香がなんとも優雅で、これから訪れるであろうミネラルウォーターに溶け込んだ古酒の旨味を予感させる。口に流れ込んできた酒は期待通りのもので、米の甘さ、熟成のふくよかさを存分に含んでいる。飲み干した後の残り香のまた何とも頬を緩ませる。 

炭酸割り

この記事を執筆しているのは12月であるが、沖縄は例年になく暖冬であり、まだまだハイボールが旨い季節である。炭酸割にすると、その酒の素性が良く現れる。炭酸割にしても味が割れない複雑さ。これこそが仕次酒の特徴であり、アタックからアフターまでしっかりと泡盛古酒本来の味わいを楽しむ事が出来る。だだし、炭酸割りだと飲みすぎてしまい、貴重な古酒があっという間になくなってしまうのが玉に瑕である。 

オンザロック

これほどリッチな泡盛は、氷を浮かべて愉しむと、どこにいてもその空間は優雅なものになる。注いだ直後は重厚で豊かな古酒香と戯れる事ができ、氷が溶けてくると心地よい甘さが現れ、温度が下がってくるとグラッシーなニュアンスが現れる。久米島の魅力を全て味わうならオンザロックがおすすめである。 

総評 

泡盛 米島酒造 久米島

久米島にある泡盛酒蔵「米島酒造」工場限定販売、数量限定古酒の泡盛。なんと24年古酒という大古酒をベースにブレンドしているとのこと。米島酒造のフラッグシップと言っても過言ではない、まさに泡盛の魅力にあふれた一本である。もし店頭で見つけたら絶対入手のボトルである。 

あとがき

米島酒造は小さな酒蔵である為、大手メーカーの様に大量のタンクを用意し、潤沢な古酒を造れる環境にはない。その代わりに「育て甲斐のある古酒」を新酒として我々飲み手に届けてくれる。ステンレスタンクで貯蔵された「純粋無垢」な米島の酒や、個性的な甕貯蔵の酒、 

年に一度の限定酒などバラエティーが豊富だ。 

私も本土に行くときにお土産でこの「米島」の酒を持っていくことがあるがすこぶる評判が良い。持って行った方も気分を良くする事請け合いである。 

ぜひ今回ご紹介する米島酒造の泡盛、一度飲むとその魅力の虜になること請け合いである。 

米島酒造株式会社

https://yonesima.easy-myshop.jp/
販売責任者:田場俊之 
所在地:沖縄県島尻郡久米島町大田499 
電話番号:098-985-2326 

Text by 儀部 頼人(Yorito Gibu)